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TOP > 漫画・アニメ 2016/12/29(木) 22:30     コメント: 0
この世界の片隅に
内容(「Wikipedia」より)
1944年(昭和19年)、絵が得意な少女浦野すずは広島市江波から呉の北條周作のもとに嫁ぐ。戦争で物資が不足する中、すずは不器用ながらも懸命にささやかな暮らしを守る。



今更ですが、お恥ずかしながら周りの評判に突き動かされて、これは映画で見ておかないと!という事で見てきました。



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前半のほのぼのした雰囲気は、そのやわらかい絵柄も手伝って自治体が作った歴史アニメのような印象です。
戦火の中心でもなく、有名な人物を描いているわけでもない、主人公は呉に嫁いだ平凡な女性の日常を描いたお話なので、確かにこれだけだと映画としてアピールできるところが弱いのは否めません。

ただ、そんな日常的な話も最初はほっこりした気持ちで見つつも、入念な取材により細部まで蘇らせた(らしい)街並みは、それが本当かどうか分からなくてもリアリティを感じさせる説得力があり、それを水彩画のようなタッチで描いた世界に気づいたら引き込まれていて、そこからもう終盤にかけてラストまで気持ちが高まる一方。。

主人公の少し天然な性格も上手くその雰囲気を盛り上げ(人によってはこれが受け付けない人もいるかもですが)、能年玲奈(改名してたのか)の声も思ってた以上に合っていて良かった。ただ、幼少期は結構違和感があったのであまり掴みは良くなかったけど。

日常が日常でなくなる、でもそれがまた日常となる、、その中で前を向いて生きていく人達の姿に心を動かされました。
単に日常を描いただけではない、その辺りのストーリーや映像なども含めた見せ方が絶妙だったのでしょうか、見終わった後もここまで余韻が残り続けるのは、ここ最近見た映画では無いかもしれない。(と、言えるほど数を見てはいないですけどね。。)

面白いか、と言われたら手放しでそうとも言えないし、感動作という言葉を使うのもなんか違う気がする。でも後世に残り続けるんだろう、と思える印象的な作品でした。


ちょっとネタバレ的な

以下↓↓の方に少しネタバレ内容です。クリックすると間を縮められます。(要JavaScript ON)
続きを読む

 


露骨な戦争描写がなかった中で、最後の原爆の投下のシーンを見た直後は「無くても良かったのでは…」と頭には過ぎったが、これもそこに住む人達にとっては『日常』の(になっていく)一つであると、言うところでしょうか。それはそれでまた胸に迫るものがあった訳ですが。。

何と言っても、前向きなまま終わっていくラストも非常に良かった。願わくばお姉さんの娘は亡くなって欲しくなかったけど、そこも含めて明るい終わり方でエンドロールに繋がるのが本当に良かった。


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